◆ローカルベンチマークの指標◆
企業の成長性や持続性等を把握し、金融機関や支援機関と対話を行うためのきっかけとなる指標として
ローカルベンチマークが設置され、6つの指標が抽出されている。
① 売上増加率(=(売上高/前年度売上高)-1)
・キャッシュフローの源泉。・企業の成長ステージの判断に有用な指標。
② 営業利益率(=営業利益/売上高)
・事業性を評価するための、収益性分析の最も基本的な指標。本業の収益性を測る重要指標。
③ 労働生産性(=営業利益/従業員数)
・成長力、競争力等を評価する指標。キャッシュフローを生み出す収益性の背景となる要因として考えることもできる。
・地域企業の雇用貢献度や「多様な働き方」を考えれば、本来、「従業員の単位労働時間あたり」の付加価値額等で
計測すべき指標。
④ EBITDA有利子負債倍率(=(借入金-現預金)/(営業利益+減価償却費))
・有利子負債がキャッシュフローの何倍かを示す指標であり、有利子負債の返済能力を図る指標の一つ。
⑤ 営業運転資本回転期間(=(売上債権+棚卸資産-買入債務)/月商)
・過去の値と比較することで、売上増減と比べた運転資本の増減を計測し、回収や支払等の取引条件の変化による
必要運転資金の増減を把握するための指標。
⑥ 自己資本比率(=純資産/総資産)
・総資産のうち、返済義務のない自己資本が占める比率を示す指標であり、安全性分析の最も基本的な指標の一つ。
自己資本の増加はキャッシュフローの改善につながる。
◆ローカルベンチマークの活用◆
直近2期分の決算データを準備し、黄色い部分(基礎入力情報と、14の数値)のみ入力すれば財務指標と総合評価が
計算されます。業種については、選択式になっており、該当の業種を選択すると該当業種の平均が反映されます。
◆ローカルベンチマークの活用◆
自社の経営状況については、財務指標データをそのまま貼り付けて、改善余地のある指標の問題点を記載するのが最も簡単。